2025年12月13日(土)

三叉路…

 ○…今月初め、愛知県国際展示場で開かれた「名古屋ものづくりワールド」。春以降、新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止や延期となっていた中、機械工具業界に関連する主要な展示会としては久しぶりの開催となった。

 ○…来場者は会期の3日間合計で約1万人と前回の3分の1ほどだった一方、展示会の新しい形はみられた。一つは感染対策。マスク着用の徹底や消毒液の設置のほか、ブース内でフェースシールドを着用したり、商談席にアクリル板を設置した企業もあった。

 ○…もう一つがウェブの活用。今回からウェブ上で出展情報の閲覧や商談が行えるオンラインサービスを開始し、会場に足を運ばずとも展示会に参加できるようになった。ただ、利用した出展社からは「利用者はあまり多くなかった」と本格的な活用とまではいかなかったようだ。

 ○…とはいえ、こうした取り組みはまだ緒に就いたばかり。先の出展社も「まだ手探り状態で、そもそも認知度も低い。ある程度の長いスパンで試していきたい」と話す。主催者や出展社、そして来場者も“ウィズコロナ”の時代で展示会をどう利用するか考えていきたい。

日本産機新聞 2020年9月20日

[ コラム ][ 三叉路 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

オーエスジーダイヤモンドツール コーポレートサイトを一新

オーエスジーダイヤモンドツール(滋賀県高島市、0740・22・2415)は、11月17日から、コーポレートサイト(https://osg-diamond.co.jp/)を全面的にリニューアルした。 同社のダイヤモンド切削 […]

ムジンダー AI営業ロープレを開発

新入社員の教育やクレーム対応など 外観検査システムなど手掛けるスタートアップ企業のムジンダー(名古屋市昭和区)は、新たなプロジェクトとして生成AIを活用した営業ロールプレイング「DARUMA&」を開発し、新人や若 […]

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

トピックス

関連サイト