機械工具商社が業務の代行にAI(人工知能)を活用する動きが広がっている。請求書を照合したり、人事配置をアドバイスしたり、営業活動を支援したり。労力や時間がかかる業務はAIに助けてもらい、人にしかできない業務に力をかける。 […]
新技術特集
MECT2019 総集編
工作機械では様々なデータを取得し、IoTで稼働監視するなどのサービスが増えているが、こうした動きは工作機器や工具にも広がりつつある。
機器や工具もIoT化
ソリューション提案多く

日研工作所はウォームギアの摩耗を検知し、アラームで知らせるシステムを採用した「デュアルエンコーダテーブル(デュエット)」を参考出品。ウォームギアとウォーム軸の両方にエンコーダを取り付け、そのギャップで摩耗を検知するという。また、ロータリーテーブルから様々なデータを収集し、テーブルの状態を表示できるIOテーブルも参考出品した。

津田駒工業もIoT対応のNC円テーブルを展示した。ボールドライブNC円テーブルにセンサを搭載。回転数や温度、稼働時間などの情報を監視できる。
切削工具でもIoT化の波が広がりつつある。サンドビックは工具内部にセンサを内蔵し、深い旋削内径加工中のモニタリングができる「サイレントツールプラス」を展示した。

近年増加しつつあるバレル工具などの異形工具で新たなコンセプトの加工法を提示したのはオーエスジー。参考出品した複合R形状異形工具「ポリボール」はバレル工具とレンズ工具が融合し、ボールエンドミルと同じ感覚で使用できる。ピックが大きくなってもカスプハイトが小さくなり、短時間で高精度な加工ができる。

工具単体でなく、ソリューションまで含めた売り方が増えている。三菱マテリアルは以前から行っていた切削負荷を解析するサービスを今回始めて展示した。工具開発で使っていた技術をユーザー向けに応用したもので、負荷を解析することで、最適な送りやパスを提示し、加工能率を向上させるという。

日本特殊陶業は小型自動旋盤向けツールホルダのサブスクリプションサービスを紹介した。コンセプトは「必要な時に、必要な分を、必要な期間だけ利用できる」。ホルダを貸し出すことで、購入費用の削減や在庫削減を実現し、低コストでの運用を提案した。
AIやIT技術の活用でオペレーターの作業性を改善する提案も目立った。DMG森精機はAIを活用し、加工室内の切りくずを自動で洗浄する機能を搭載したマシニングセンタを展示。大型機など大量に溜まる機械内の切りくずの洗浄作業が不要になる。今回は参考展示だが、色んな機種に展開していくという。

東芝機械はオペレーション改善のためにスマートグラスを使ったサービスを提案した。加工の座標軸や主軸の回転数、加工プログラム情報をスマートグラスに表示。大型機械の段取り替えなどで、NC画面を見に行かなくても、スマートグラスに表示される情報を見て作業ができる。
(次回は品質管理/11月30日更新予定)
日本産機新聞 2019年11月20日
外需は歴代最高を記録 日本工作機械工業会(日工会、坂元繁友会長・芝浦機械社長)はこのほど、2026年6月の工作機械受注額が前年同月比52・7%増の2033億7500万円になったと発表した。単月の受注額として、初めて200 […]
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