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HCIが泉大津市にロボットセンター開設
協働ロボットなど展示 ユーザーの導入支援に
ケーブルやチューブの製造装置及びシステムインテグレータを手掛けるHCI(大阪府泉大津市、0725・20・6266)は12月3日、泉大津商工会議所内にHCI ROBOT CENTERを開設し、約120人の関係者が開設記念式典に詰めかけた。南大阪・泉州地域では初めての本格的なロボット&AIシステム導入支援ショールームとして、ロボット導入を検討する地域の製造業やサービス業を中心に支援していく。

ロボットセンターには三菱電機、ファナック、デンソー、川崎重工業などの多関節ロボットや協働ロボットを設置し、安全柵なしの作業風景や単芯ワイヤーハーネス自動製造のロボットシステムのデモなどを披露しながら、ユーザーの様々な自動化ニーズに対応する。HCIの奥山剛旭社長は「人口減少でロボットやAIが必要になったが、南大阪にSIerがいない。SIerはシステム構築のためにクリエイティブな発想が求められる。ロボットセンターはシステム構築やSIerの育成、啓蒙活動の拠点という役目があり、導入支援ができる施設として活用してもらいたい」と挨拶した。

ロボット業界は人手不足などにより需要が高まっているが、SIerの企業数が足りていないこと、ロボットシステムが出来るかどうかの検証施設が少ないことが課題となっている。そのため、導入支援ができるロボットセンターの開設やSIerの育成に業界を挙げて取り組んでいる。奥山社長は「ユーザーが望むシステムができるかどうか分からない。メーカーやSIer、ユーザーが協力する必要がある」と三位一体の協力体制が必要と説いた。同社はAIについて勉強や啓蒙を行うHCI-RT協会も立ち上げ、ロボットだけでなくAIの普及や技術向上にも取り組んでいる。
同センター開設にあたって記念講演も開き、日本ロボット工業会の小平紀生氏が「地域のロボット&AIシステム導入促進とSIerの重要性」について解説。ロボット市場の中で国内の導入は遅れているとしながらも、人で行っていた単純な作業をロボットに置き換えるのではなく、高度な自動化でないと競争力強化につながらないとし、「ロボットメーカーは本体の製造が主な役割になっており、センサやカメラなど情報機器の活用などで高度な自動化が図れる。そのためにSIerの役割はさらに重要になる」と語った。
日本産機新聞 平成30年(2018年)12月20日号
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