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医療機器で事業拡大
オーミック 神谷 廣幸会長
インプラントなど製造
日本人に合う器具を作りたい
室温24℃に設定された新工場(第2工場)に入ると、「床が滑らないでしょ」と神谷会長が笑う。青く光沢のある床面は工場でよくある油のぬめりがない。工場内には海外製の高速5軸加工機やワイヤー放電加工機などが整然と並び、屑入れは所定場所に置かれるなど清潔な環境を保っている。「医療機器の製造では、お客様がドクターであり、鉄工所感覚の工場だと敬遠されると考え、病院レベルの工場をイメージしている」という。この環境下で安心して使えるインプラント器具が製造されている。機械横には製造された直径10㎝ほどのスクリューやピンなどがあり、仕上げは歯科技工士免許を持つオペレータがネジ山の細部まで仕上げる。そして徹底管理された検査室で検査や梱包が行われる。「物流時の事故が多い。緩衝材の工夫など気を付けている」。
今後について神谷会長は「商品のバリエーションを増やしたい」という。そのために設備投資や薬学など有資格者の人材採用、マーケティングにも力を入れ、「ブランド力をつけ、強い商売ができるような状況を作りたい」と抱負を語った。
会社概要
本社=滋賀県栗東市辻600‐1
代表者=神谷 廣幸会長
設立=1972年
電話=077・552・2035
従業員数=85人
主な事業=高度管理医療機器製造販売、通信関連部品製造、半導体関連部品製造、機械工具販売など
日本産機新聞 平成30年(2018年)4月5日号
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