2026年10月15日(木)

USAGIとなぜ連携
日本アルシス システム営業課 廣瀬 篤課長代理に聞く

見積もり・注文の情報 機工マスターに取り込み

 販売管理システムの日本アルシスは3年半前、高松産業など機械工具販売店16社で運営するシステム開発のフェイス&ネットと事業連携を始めた。連携するのは、フェイス&ネットに参加する販売店がユーザーとの間で運用する電子取引システム「USAGI」。見積もりや注文の履歴情報を、販売管理システム「機工マスターⅡ」に取り込めるようにした。その狙いは何か。日本アルシスのシステム営業課・課長代理、廣瀬篤氏に聞いた。

ネット時代に応える仕組み

廣瀬課長代理
廣瀬課長代理
ーなぜUSAGIと連携?
 あるきっかけでフェイス&ネットの河邊育子社長(高松産業社長)と出会いUSAGIを知りました。聞けばUSAGIは販売店が独自開発した電子取引システム。その見積もりや注文の仕組みはユーザーの工具調達への心理を実に的確に捉えている。そして販売店の営業を改善できるシステムと感じ連携しました。

ーUSAGIの魅力は。
 対面の提案活動とネット取引をうまく融合させたシステムとしている点です。例えば、最大の魅力は曖昧なキーワード入力でも見積もり依頼や注文ができること。他の販売サイトのように商品名、型番、個数を正確に入力する必要が無い。リピート品なら「いつものやつ10個」と入力して発信すればいいんです。

 その情報は販売店が受信し内容を確認した上で見積もりや配送手配を始める。販売店の営業担当が理解できない内容だと電話で聞き直すし、間違えた商品が届けば返品できる。ユーザーは安心して使えます。

ーどんなメリットが。
 取引上の各種情報を、USAGIで整理して提供されます。例えば、見積りや注文のメーカー名や商品名、型番、個数、日時などの履歴情報は全てUSAGIに記録されます。販売店の営業は日々の営業業務で過去の履歴を正確に把握して見積もりや注文に対応できる。それに、履歴情報から商品の販売動向なども分析できます。

ーUSAGIとは具体的にどういった連携を。
 そうした見積もりや注文情報を機工マスタ Ⅱに自動で取り込めるようにしました。例えばユーザーに見積もりを提示したり注文を受けたりすると、その情報が履歴に追加されていきます。

 なので販売管理システムへの情報入力、いわゆる二重入力の必要が無い。二重入力の人為的なミスによる商品の誤発注が無くなり、在庫の管理や請求書の発行も正確になります。これらに関わる業務効率は大幅に改善します。

ーUSAGIを導入すればデータ連携できるということでしょうか。
 データ連携はオプション機能。接続費用10万円で、機工マスターⅡをご利用の販売店(502事業所・3284台)が利用できます。

ー近年ユーザーのネット活用は急速に広がっているように感じます。
 あらゆる分野でのネット活用が進む中で、機械工具調達でもネット化がさらに広がっていくと思います。ユーザーにとってはネット調達できるかは取引をするかどうかの大きな判断基準の一つになると思います。

 ですから販売店はネット取引の仕組みも持つべきではないでしょうか。対面の提案活動をする一方でネット取引にも対応する。それがネット時代で競争力を高める一つの方法だと感じます。

日本産機新聞 平成30年(2018年)3月5日号

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