「フィジカルAI」追い風に、躍進 カメラによる画像情報から触覚を再現する「視触覚センサ」を内蔵したロボットハンドがコア技術のFingerVision(東京都江東区)。同社の濃野友紀社長は、北米市場での拡販に向けた体制強化 […]
中小にロボットを
ユニバーサルロボット ゼネラルマネージャー 山根 剛氏
この人に聞く2017

ー製品の特長は。
「産業用ロボットは、コストや技術などあらゆる面で導入障壁が高く、自動車分野を中心とした大企業以外では導入が進んでいなかった。そこで、『中小企業を対象としたロボット』というコンセプトで開発されたのが当社のロボット。『協働ロボット』と呼ばれるもので、防護柵がいらず、安全で小型かつ軽量、そしてプログラミングが簡単というのが最大の特長だ。現在の製品ラインアップは可搬重量が3㎏、5㎏、10㎏の3種類。少なく感じるかもしれないが、人の代わりに作業するのが狙いなので、この重量までで十分対応できる」
ー日本での販売体制は。
「代理店経由でユーザーに販売する。現在、全国に7社ほど販売代理店を持っている。今後も販売代理店網は拡充していく予定だ。特に、今まで産業用ロボットを使ったことがないという中小企業に導入してもらいたいので、地域に根差し、そうした企業を熟知している地場の商社との関係を深めていきたいと考えている」
国内市場の開拓に注力
ー日本市場をどう見ているか。
「成長が見込める市場として捉えている。17年の世界全体の売上高は、前年比50%以上増加するペースで推移しているが、日本はそれをさらに上回る伸びを見込んでいる。16年には日本支社を設立し、代理店の販売サポートやマーケティングを行い、日本市場の開拓に努めている」
ーどんなサポートがあるか。
「ロボットの動きを指示するプログラミング技術などがインターネット上で学べるeラーニング『URアカデミー』の日本語版の無料提供を年内に始める。また、webサイトを通じてロボットハンドや周辺機器を買うことができる「UR+(プラス)」というサービスも日本語対応する予定だ。そのほか、ワークショップや技術研修なども随時開催している」
ー今後の展開は。
「より使いやすいロボットを開発、販売していくことに変わりはない。加えて、サポート体制を充実させ、中小企業へとロボット活用のすそ野を広げていきたい」
日本産機新聞 平成29年(2017年)11月5日号
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