10月に新会社設立 三菱マテリアルとMOLDINOは切削工具の国内の販売事業を統合する。10月下旬に新会社を設立し、両社の販売部門を集約する。ブランドはそのまま継続し、営業拠点の効率化や営業ノウハウの共有化を進め、提案力 […]
フジ矢が若穂囲製作所を子会社化
WISEブランドも継続

若穂囲製作所は先代の若穂囲幾雄氏が2016年に死去し、その後妻の若穂囲イツミ氏が社長となり経営を引き継いだ。しかし後継者がおらず、新潟県事業引き継ぎ支援センターを通じて、事業を継承できる企業を探していた。
申し入れを受けたフジ矢は15日付で若穂囲製作所の全株式を取得しグループ化。26日の取締役会で、フジ矢の野﨑恭伸社長が若穂囲製作所の社長を兼務し、佐藤誠洋氏が製造部長、辻田達也氏が管理部長に就任する人事を決めた。若穂囲イツミ前社長は顧問に就いた。
若穂囲製作所は創業(1952年)から65年の歴史があり、ボールポイントレンチや六角棒レンチ、ドライバーなどを手掛ける。国内、そして海外でも「WISE」(ワイズ)のブランドで知られ、16年度の売上高は1.5億円、従業員は15人。
今後もレンチやドライバーはWISEブランドで販売していく方針で、従業員も引き続き雇用する。営業活動に力を入れ、20年度にも売上高を今の2倍の3億円に拡大する計画だ。
フジ矢が作業工具メーカーを子会社化するのは、ペンチ・ニッパメーカーの花園工具(15年)に続いて2社目。野﨑恭伸社長は「作業工具に限らず日本の中小の製造業は後継者問題に課題を抱えている。それを理由に廃業や倒産が増えれば、これまで培ってきた技術やブランドが途絶え、業界には損失となる。今後も事業譲渡の申し入れを積極的に受け入れ、継承することで、技術・ブランド・従業員の雇用を守り、作業工具業界の発展に寄与していきたい」。
日本産機新聞 平成29年(2017年)6月15日号
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