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機械工具販売店若手アンケート調査
−ものづくり支える熱い思い−
人とのつながり重視
顧客の感謝に達成感
「若手は業界の未来をどう見ているのか」―。若手社員の意識を調査するため、本紙は全国の機械工具販売店の20代から30代の若手社員を中心に「ものづくりを支える熱い思い」と題したアンケート調査を実施した。入社した動機や仕事のやりがい、現在の目標、将来のこと、業界や日本の製造業に関する意見について、営業や業務に携わる男性・女性社員98人から回答を得た。そこから見えるのは、若手社員の業界に対する熱い思いだった。
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知識身に付け喜ばれる提案
人とのつながり
入社したきっかけ・動機については「会社説明会、募集広告、学内就活セミナーで会社の人が実際に来られて雰囲気を感じられたので興味を持った」、「社員の人格が素晴らしく、共に働きたいと考えた」といった意見が多く、先輩社員と接することで、どんな会社なのか、どんな人が働いているのかが分かり、それが入社の動機につながっているようだ。
仕事の楽しい部分を聞くと(自由回答)、「お客様と会話すること」がトップで、人との関係性に重きを置いている。加えて、「自分で考えた提案、PRが採用されたとき」、「お客様に喜んでもらえること」など顧客に感謝されることに達成感、充実感を得ている。成長した理由については、「上司や先輩のアドバイス」、「取引先との交流」が上位で、仕事上の失敗や交流を通じて成長している。業界の教育方法の多くはOJTを採用しており、現場を通じて、知識や技術の習得につながっているようだ。
営業力・知識の強化
「今取り組んでいること」ならびに「今後挑戦したいこと」は、「営業力強化」、「知識・技術の習得」が大多数。「商品知識を身に付け、お客様に喜ばれる提案ができるようにしたい」という声が代表されるように、ユーザーの役に立てる提案をしたいという強い思いから、商品知識・技術の習得を目指す傾向にある。
日本の製造業を支える
日本の製造業を支えているところに「機械工具商の魅力」を感じている意見が多い。「ものづくりの現場を直接見ることができ、それを支えていると実感できる」、「日本の製造業を影から支えている」など、日本経済を牽引する製造業を支える仕事だという責任感や誇りが若手社員から伝わる。
自由意見コーナーも設け、幅広い意見を募ると、製造業や機械工具業界に関すること、不安に思うことなどの意見が寄せられた。例えば、業界内の価格競争による疲弊や業界全体の力の低下への懸念、ネット通販への対抗策・ビジネスモデル変革の必要性など、若手社員の目線で感じている危機感を知ることができた。
“今時の若いやつは…”とよく言われるが、アンケートには彼らの熱い思い、機械工具業界を真剣に思うまっすぐな心がある。販売店の最大の強みは人であり、「人を育てることこそが会社の財産」という経営者の思いに応えてくれるだろう。
日本産機新聞 平成28年(2016年)8月5日号
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