2026年7月15日(水)

JIMTOF2014開幕!!

東京ビッグサイト 10月30日~11月4日

進化する知能化

俯瞰

工作機械、ソフトを刷新 スマホ感覚の操作も

 JIMTOFは出展各メーカーが最高で最新の製品、加工技術を披露する。販売店にとっては、それらは商売のネタだ。最新の製品、加工技術を学び、体感し、明日からの提案につなげたい。工作機械を中心に、今回のJIMTOFの見どころをまとめた。

知能化技術の進歩
 近年、複合加工機や5軸加工機などハード面が大幅に発展してきた。今回のJIMTOFでもそれらの機能アップした新製品が目白押しだ。ハードに加えて、チェックしたいのが知能化技術やCNC装置などソフト面の刷新だ。操作性を改善したCNC装置やタブレット端末のように直感で操作できるパネルなど新製品が多く発表される見込みだ。大型加工機から超精密加工機、3軸、5軸のマシニングセンタ、複合加工機などの新製品も要チェックだ。

協調型のロボット
 工作機械の効率化とは関係が深いロボットも新機軸の製品が出てきそう。とりわけ、注目したいのが「協調型ロボット」だ。従来のロボットとは異なり、人間の意図を組んだり、共に働けたりできるロボットだ。自動化や効率化の新しい未来を提示してくれそうだ。

金属3Dプリンタに注目
 3Dプリンタに代表されるAM(Additive Manufacturing=付加価値製造)技術。積層技術の中でも金属を活用したものが多数出展され、そのトレンドはチェックしたいところ。
敷き詰めた金属粉末にレーザーを照射し、固め、積層し、切削で仕上げ加工を行う3D+切削タイプのものも、高性能化した製品が出揃いそう。一方、噴射する金属粉末をレーザーで固め積層し、切削する新タイプの金属プリンタも展示される。

領域広がるレーザー加工
 ファイバーレーザーの出現でレーザー加工の領域が拡大している。レーザーの高出力化と高信頼性など性能が従来のレーザーに比べ、向上したからだ。切断できる素材も鉄はもとより、アルミやステンレスなどにも拡大。また加工できる厚みも増し、アルミでは25㎜板厚の切断が可能な機種も展示される。

5軸対応のソフト充実
 CAD/CAMなどのソフトのテーマの一つは多軸化だ。5軸や複合など工作機械の多軸化が進化する中で、5軸や複合加工に対応したCAMが多数出そろう。3Dスキャナーを使ったリバースエンジニアリングなど、様々なデジタル技術を駆使した製品に注目したい。

切削は難削、微細、高機能化など
 切削工具はまさに百花繚乱の様相を呈している。早く削りたい、長く使いたい、難削材を削りたい、小さいものを加工したいなど、どんなニーズにも応えてくれる。
注目したいひとつは難削材対応工具だ。ものづくりが高付加価値化するなかで、難削材は今後ますます重要になる。超硬材をはじめとする高硬度なものや、耐熱合金、チタン、インコネルなどに最適な切削工具が出そろう。また、医療や航空機、自動車などユーザーごとに最適な工具を展示する企業や、技術やサービスの相談窓口を設ける出展者なども。

自動化、効率化の治工具
 最先端の工作機械、切削工具を効率的に使いこなす要となるのが、ツーリングやチャック、バイスなど治工具だ。今回は様々な加工技術の提案がお目見えする。
一気に増えてきた5軸加工に特化したバイスやクランプシステムが多く出品される。また、円テーブルや傾斜円テーブルを活かした生産性の向上など加工効率改善の提案に注目したい。小型、高精度、高把握力のツーリングや、特殊仕様のチャックなど、治工具から見た加工効率の改善を体感したい。
 高精度や高速化など高度化する製造業。それを支える機械要素部品も見逃せない。直動案内では、走行精度や振動減衰性など高めた製品が出品される。ベアリングやボールねじ、歯車、モータなども同様で、高精度、高速、高剛性、微細など工作機械や加工特性に応じた製品が紹介される予定だ。最新の機械要素もおさえておきたいところだ。

非接触、機上、インライン計測
 製品やワークの高品質化が進むなかで、測定機器や技術の重要性は増している。白色の新たな光源を採用した非接触の測定機や、X線CTスキャン技術を使い製品を切断せずに内部を測定できる三次元測定機、5軸仕様の三次元測定機など新技術を使った製品も多数。
 また、インライン計測や機上測定機、表面粗さ測定機などの新製品のほか、ノギスやマイクロメータ、トルク管理機器などの生産ラインで不可欠な測定工具の新製品も展示される。

日本産機新聞 平成26年(2014年)10月25日号

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