多様化するニーズに対応 商社のプライベート(PB)商品は、多様化するニーズに合わせ日々進化を遂げている。長年にわたりユーザーニーズを捉えてきた経験を生かし、高性能や使いやすさに配慮するなど各社は工夫を凝らす。作業工具や切 […]
淀川電機製作所 IE3搭載を拡充
淀川電機製作所(大阪府豊中市、06・6853・2621)は11月1日、完全自社製プレミアム効率(IE3)モータを0・75㌗~1・5㌗まで拡充させ、自社の電動送風機や集塵機に搭載していく。年内には2・2㌗まで拡充させる予定。
同社はモータを自社で一貫生産できることが強みで、送風機や集塵機など自社製品に自社モータを搭載している。今回すでに販売していた0・75㌗機種に加え、1・5㌗機種でも自社製プレミアム効率基準を満たしたモータを搭載し、販売を始める。また、モータのサイズも従来モータと全く変わらないため、既存モータ搭載品からプレミアム効率モータ搭載品に取り付けピッチを変えず変更することができ、切替需要にも柔軟に対応する。同社は12月中に2・2㌗の機種にも自社製プレミアム効率モータモータを搭載し、ラインナップする予定だ。
プレミアム効率モータは2015年4月から省エネ規制法による「トップランナー制度」で各モータ製造者はIE3規格のモータ販売が義務付けられる。トップランナー制度により来年3月末でモータ製造者からの従来モータの販売は終了するが、同社は従来モータも自社で製作しているため、同社の電動送風機や集塵機はニーズに合わせてプレミアム効率モータ搭載機種か従来モータ搭載かをユーザーが選択できる。
日本産機新聞 平成26年(2014年)11月12日号
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