機械工具販売店が人材採用と育成に力を入れている。人材の確保・定着が課題となる中、採用拠点の開設やSNSを活用した情報発信など各社が独自の施策を展開し、将来の成長につなげる。事業の持続的な発展を見据え、人材戦略を進める販売 […]
新社長に聞く 2014 (菱和 塩田祐二社長)
親会社の砥石メーカー・日本レヂボンから昨年、グループの研磨材商社・菱和へ。そして6月26日、社長に就任する。菱和では過去に20年、営業の最前線をまわり、支店長をした経験がある。「菱和の強みは研磨材に特化していること。改めてその専門力に磨きをかけたい」と語る。
日本レヂボンのグループ会社・研磨資材工業に入社し、菱和には、その5年後に異動。日々、自動車や製缶、鉄鋼などの生産現場を訪問。「加工の効率化や、粉塵の処理、作業の事故防止など、様々な現場の『切る・削る・磨く』に関する要望や課題に、提案営業で応えてきた」。
専門力とは、そうしたユーザーニーズをつぶさに吸い上げ、解決へと導くこと。「営業の最前線では、潜在するニーズも見つけ出し、課題に応える商品や加工方法を提案する」。そのためにも「営業の研磨材に関する知識や提案力を高めたセールスエンジニアを育て、一方で取扱商品も砥石を始めとした『切る・削る・磨く』という縦軸に、防錆剤や防塵・防毒といった安全衛生製品など横軸の展開を広げて、多様なニーズに応えるようにしたい」という。
ただし、『切る・削る・磨く』というテーマからかけ離れた営業も商品展開もするつもりはない。「売上のボリュームは見込めても、研磨材商社としての企業価値は高まらない」。専門力に磨きをかけ、『研磨材なら菱和』とお客様から選ばれ続けることが目標だ。

1959年生まれ、岐阜県飛騨市出身。77年に研磨資材工業(現日本レヂボン生産本部コンポジット事業部)に入社し、82年に菱和、98年名古屋支店長。2002年日本レヂボン、11年営業本部長兼業務部長。13年に菱和専務。
日本産機新聞 平成26年(2014年)6月25日号
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