2026年10月11日(日)

空調服 自社展開催、夏本番へ新提案

気化熱ベストや防爆対応モデル発表

ファン付きウェアの「空調服」を手掛ける空調服(東京都板橋区、03・5916・5320)は2月4~6日の3日間、浅草橋ヒューリックホール(東京都台東区)で自社展示会を開催した。3日間で商社や販売店、ユーザーを含む939人が来場した。今年の夏本番に向けて売り出す新製品のほか、ファッションブランドとコラボレーションした「空調服」などを展示し、夏商戦に向けたアピールを行った。

今回、新たに発表したのは気化熱ベスト付きタイプの「KU92644」。独自に開発された気化熱フィルムを組み込んだインナー型ベストの首元の注水口から水を注ぎ、ベスト全体に浸透させる。水分が蒸発する際の気化熱を利用し、冷却効果を得られる仕組みだ。

ベストはファスナーで「空調服」に装着可能。ファンからの送風により、気化熱冷却が高まる仕組みだ。汗をかきにくい人でも同製品を着用することで、打ち水効果を得ることができ、上半身を効率的に冷却できる。

制電・難燃素材を用いたベスト型の空調服なども発表

ウェアだけでなく、デバイス(ファン+バッテリー)でも注目製品を展示。防爆仕様に特化したモデルは、第2類危険箇所での使用が可能。専用バッテリーは7V、6V、5V、3・3Vの4段階に切り替えて使用する。1度の充電で連続動作時間は7Vが8時間、3・3Vでは24時間を誇る。

デバイスもバッテリー容量別に多数取り揃える

「空調服」のデバイスは通常、ファン2個に対しバッテリー1個だが、防爆仕様ではファン1個につきバッテリー1個を使用し、小型・軽量タイプを採用した。

会場ではこのほか、2025年大阪・関西万博のNTTパビリオンのスタッフユニフォームとして採用された、アパレルブランド「アンリアレイジ」とのコラボウェアをはじめ、アウトドア向けの「空調服」やファン付きベッドシートなど一般消費者向けの製品も展示され、活発な商談が展開された。

アンリアレイジとのコラボウェア

日本産機新聞2026年3月5日号

[ メーカー ][ 展示会 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

日進・尾野 功騎社長「難削材といえば日進」を広めたい【この人に聞く2026】

日進・尾野 功騎社長「難削材といえば日進」を広めたい【この人に聞く2026】

切削工具メーカーの日進(堺市堺区、072・221・8081)は、難削材に特化した製品開発に取り組んでいる。「NISSIN FALCON ENDMILL」を武器にニッチな分野を切り拓く同社の尾野功騎社長に、自社の強みや描く […]

正しい問いを考える【現場考】

AIが日常生活だけでなく、ビジネスの現場でも使われるようになり、アイデア出しの「壁打ち」に使う人は多いだろう。その回答の精度や量は驚くほどだ。例えば「この条件で10個のアイデアを考えて」と指示すれば簡単に10個出てくる。 […]

特集 メーカートップインタビュー 各社に聞く、今年最も力を入れる事とは

AIの普及に伴うデータセンター需要の拡大に加え、航空機、防衛、造船など幅広い分野で追い風が吹く国内の製造業。一方、イラン情勢を背景とした原油価格や原材料の高騰、供給不安など、経営環境には不透明感も漂う。変化の波をどう捉え […]

記事ジャンル

関連サイト